店長ブログ
印の文字入れについて
2020.10.07
こんにちは!名古屋市中村区にあるはんこ屋の日之出堂です。
今日は篆刻、印の事を少し話したいと思います。篆刻、印を刻す(彫る)とは章法、刻法があります。
簡単に言うと、章法は文字を構成し、刻法は印を刻す(彫る)事です。章法をもう少し詳しく言いますと
印をつくるに当り印稿を作ります。印稿は印の原稿、図面みたいなものですね。そこで作ろうとする印の
印文を朱文(文字が赤くなる印影)白文(文字が白くなる印影)どちらでつくるか、辞書(字書)を引いて
いくつかの文字を選び文字をしぼりこんでいきます。そしてどの様に文字を配置するかを考えて印稿を作って
いきます。この印稿に基づいて印面に布字をします。当然印面に入れる字は逆字ですね。布字が出来たら
印を刻す(彫る)事になるわけです。今日は自分の書いた印稿と完成した(彫った)印影を載せたいと思います。
又実用印(実印、銀行印、認印、会社印)もこうした過程を通して作られます。